筑波大学附属駒場高等学校3年の早川惺(しょう)さんは、史上最年少の17歳で司法試験に合格しています。
司法試験の受験資格を得るための予備試験は合格率が約3〜4%と非常に厳しいとされており、司法試験自体の合格率は約30〜40%と言われています。
この記事では、現役高校生の早川惺さんの学歴や司法試験に合格するまでの経緯、家族との関わりなどについて調査しましたので、ぜひご覧ください。
早川惺さんの学歴
出身中学校は、筑波大学附属駒場中学校、高校は筑波大学付属駒場高等学校に通っています。
弁護士資格をとるために、伊藤塾のオンライン講義を受講しています。
現在高校3年生ですが、進学先の大学については公開されていません。
年齢:18歳(高校3年生)
出身:東京都
高校:筑波大学付属駒場高等学校
公民の授業が好き
塾 :伊藤塾オンライン講義
アニメやドラマも好きでテレビもよく見る
早川惺さんの中学校は筑波大学附属駒場中学校
早川さんの出身中学校は、筑波大学附属駒場中学校です。
筑波大学附属駒場中学校(通称「筑駒」)は、東京都世田谷区に位置する国立の男子中学校です。日本でもトップクラスの難関校で、偏差値は78と非常に高く、全国から優秀な生徒が集まる学校です。
偏差値 :78
所在地 :東京都世田谷区池尻4丁目7-1
学校種別:国立
京王井の頭線「駒場東大前」駅から徒歩7分とアクセスも良好です。
早川惺さんは、中学受験を終えた後、将来の目標が明確ではなかったそうです。
一方で、学校の友人たちは化学の分野で数々の賞を受賞したり、プログラミングで世界的に活躍していたといいます。
中学3年生になると、早川惺さんは夢中になれるものが見つからず、自分は将来何をしたいのだろうと悩むようになったそうです。
早川さんが、司法試験を受験するまでの経緯を見てみましょう。
公民の授業が好きなことに気付く
あるとき、早川さんは、公民の授業がめちゃくちゃ好きなことに気付きました。
そして、日常的な題材をもとにした討論形式の授業にかじりつきました。
「もしかしたら、これなら夢中になってやれるんじゃないか、将来やりたいことにつながるかもしれない」、そう思ったそうです。
クリスマスプレゼントは六法全書
クリスマスプレゼントに、六法全書を両親にお願いし勉強を始めました。
勉強を始めてみたら面白くて、社会の仕組みや法の仕組みを勉強すればするほど、もっと知りたいっていう、スパイラルに入っていったそうです。
伊藤塾のオンライン講義を受ける
中学3年の2月から、司法試験には年齢制限がないので、受験資格を得るための『予備試験』を目指してみようと思い「伊藤塾」のオンライン講義受講を開始しました。
早川惺さんの高校は筑波大学付属駒場高等学校
早川さんは、筑波大学付属駒場高等学校に通っています。
筑波大学附属駒場高等学校(通称「筑駒」)は、国立大学附属で唯一の男子中高一貫校です。
偏差値は76と非常に高く、全国でもトップクラスの進学校として知られています。毎年、卒業生の約6割が東京大学に進学するという驚異的な実績を誇ります。
偏差値 :76
所在地 :東京都世田谷区池尻4丁目7-1
学校種別:国立(男子校)
早川惺さんが司法試験を受けるにいたるまでの経緯を時系列に見ていきます。
司法試験の予備試験に合格
高校1年生の夏、予備試験に合格(塾に通って約半年)しました。
勉強を始めて半年で予備試験に合格するのは伊藤塾の先生もすごいことだと話しています。
司法試験を受験し合格
高校2年生の7月、司法試験を受験し、11月に司法試験し合格しました。
合格発表日:2024年11月6日(水)
司法試験の受験資格には次の条件があるようです。
受験資格取得後は5年以内・5回以内に司法試験に合格する必要があり、失効すると再度条件を満たす必要がある。
・法科大学在学中に所定の条件を満たしたもの(2023年より)
・予備試験合格者
伊藤塾によると、予備試験合格者の方が法科大学院修了者よりも合格率が高いというデータが出ているということです。
早川惺さんの勉強法
早川惺さんは、インタビューの中で勉強法について次のように語っています。
興味が原動力だったので、効率的に計画的に勉強をすすめるぞというよりは、わからないところとか、つまずいたところがあったら、徹底的に突き詰めて理解できるまで取り組むというやり方です。
引用:カンテレ
直前期は、限界まで頑張って、午前7時には起きて、午後11時まで1度も休まずに勉強するとか、休憩はご飯とお風呂だけみたいな感じでした。
勉強を進める上で、一番意識していたのは、“暗記をするのは最終手段”ということです。もちろん、司法試験は覚えることが膨大にあるのですが、ただ丸暗記するのではなくて、こことここは共通点があるなとか紐づけられることが多いので、暗記ではなく、体系的に理解するということに、重きを置いてました。それがよかったんじゃないかなと思います。
「暗記は最終手段である」と言えるのは、相当量の勉強時間を積んでいるからこそ可能なことだと思います。
この早川惺さんの勉強法は、現在受験勉強している学生や、資格取得のための勉強をしている方の参考になるでしょう。
早川惺さんの大学(進学先)
早川惺さんが進学する大学はどこでしょう?
筑波大学付属駒場高校は偏差値76と高く、多くの生徒が東京大学に進学するとされています。
海外の大学を選ぶ可能性もあるかもしれません。
司法試験を短期間で合格した彼の学力からすると、どの大学にも合格できる可能性があります。
早川惺さんが目指す弁護士
ドラマ『モンスター』の番組プロデューサーの加藤さんと対談していました。ドラマの主人公神波亮子は、高校3年生で司法試験に合格したモンスター弁護士という設定です。
今回、早川惺さんは、高校2年生で司法試験に合格したということで、さらに上回るリアルモンスターと言えます。
早川惺さんは、将来は「日本のクリエーターを守る弁護士になりたい」と語っています。
インターネットの法規制が進み、良いものと悪いものがはっきりと区別されるようになれば、コンテンツ制作者にとっても公平で取り組みやすい環境が整うかもしれません。
早川惺さんのご両親はどんな方?
最年少の17歳で司法試験に合格した早川惺さんを育てたご両親はどのような方々なのでしょうか?
早川惺さんは対談の中で、「両親は弁護士でも法律に詳しいわけでもない」と語っています。
一般の方であるため、詳細な情報が公開されることはないと思われます。
司法試験を受けることを伝えた際のご両親について、次のように述べています。
「好きなことをやればいいけど、やったことには責任を持ちなさい、と言われてきました。これは中学受験の時も同じで、中学受験をしたいと言い出したのも僕でしたし、司法試験、予備試験を受けると決めた時も、受けたいなら受ければいいと。ただ、中途半端に投げ出したりせずに、覚悟を持ってやりなさいって言われて。だからこそ自分ごととして捉えることができた。自分が好きで自分がやりたくて、これに魅力を感じてやってるんだって思えたので、それは本当にありがたかったです」
引用:カンテレ
「好きなことをやればいいけど、やったことには責任を持ちなさい、と言われてきました。」
この言葉、親は子どもの主体性を尊重し子供が決めた道を全力で応援する。これが大切だと感じます。
早川惺さんがご両親から言われて心に残っている言葉も次のように語っています。
ここでうまくいかなかったからといって、将来どうにかなるわけではないし、未来が決まるわけではまったくないから、思いきってやってこいと、言葉をもらいました。それは、どんなチャレンジをするときも、ずっと言われてきたことでしたね。
引用:カンテレ
司法試験に合格した際、家族や友人から「おめでとう」と祝福の言葉をかけられたそうです。
お父様からは、「まだ受かっただけだよ」「入口に立っただけだから、ここから先がもっと大事だよ」と言われたそうです。
合格発表の日は代休を取って、ご両親と一緒に法務省へ見に行かれたそうです。
お話から推測すると、お父様は高学歴で、研究者や大学教授のような特別な経歴をお持ちの方のように感じます。
お母様についてのコメントはありませんが、ご両親で代休を取り、司法試験の合格発表を見に行かれたことから、息子さんの合格を心から応援されていたのでしょう。
適切な言葉をかけながら支えるご両親の愛情が感じられます。
早川惺さんの司法試験合格に驚きの声
史上最年少の17歳で司法試験に合格した早川惺さんには、驚きの声がたくさんありました。
早川惺さんが司法試験に合格した背景には、ご両親の子供の自主性を尊重する姿勢と、適切な声掛けや愛情があると感じます。
早川惺さんのように勉強することが楽しいと思えるような分野を見つけて、その目標に向かって頑張れば誰でも夢は叶う、そんな気がしました。